いとまのラウンジ

メンタルヘルス不調経験者による”今ちょっとしんどい”人に向けたブログ

ズバリ、メンタルヘルス不調でお休み中に旅行に行ってもいいか?という問題について

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こんにちは、サツキです。

メンタルヘルス不調で社会生活を休んでいる期間、きっと多くの方が苛まれるであろう「旅行やお出かけを楽しんでもいいのかな...」という問題。

実際、私も昨年に適応障害の影響で半年間社会人をお休みしている期間、そのように思ったことがありました。また、ネットで調べている限りも「適応障害 旅行」といった検索予測ワードがヒットすることから、同じように迷っている方の多いことが感じられます。

今回は、そんな「メンタルヘルス不調で社会生活をお休みの期間中、旅行に出かけてもいいの?」ということについて、自身が思うことを述べたいと思います。

※2020年7月現在、世間ではコロナウイルス流行に伴って外出自粛が求められる傾向にあります。これを受けて、必ずしも今の状況での旅行を推奨するものでないということをご理解ください。

メンタルヘルス不調でお休み中に旅行に行ってもいい?

いきなり結論からですが、

メンタルヘルス不調でお休み中、あくまで体調がよくなったら旅行は行ってもいい!!

と私は思います。

なぜなら、メンタルヘルス不調で精神を病んでしまう方の多くが、真面目で手を抜くことができず、きっと今までうまく休めてこなかったタイプのように思うから。中には、休むこと自体に罪悪感を抱いてしまっている方だっているかもしれません。

今まで心が休まらなかったからメンタルを病んでしまったんですよね?真面目すぎる性格故、きっと他の方が休暇を楽しんでいらっしゃる時ほど、仕事とプライベートの切り分けがうまくできなかったんですよね?

私が思うに、メンタルヘルス不調に陥る方はそんな割を食っている"頑張り屋さん"が多いような気がします。

だから、こんな時こそ気を遣わずに、好きなことをしてほしい、と思うのです。

休職中とそうでない場合は訳が異なる

ただし、上記はあくまで「会社に在籍していなければ」の話。これが「休職中」なのか「無職期間中」であるのかで、話は大きく異なってきます。

休職中の場合は、仮にも会社に在籍している身。本来行くはずだった仕事を休んでいるのだから、嬉々として旅行に行くのはあまりおすすめできるものではありません。

第一、会社を休んでいるのはあくまで「体調を回復させるため」です。そもそもこの時点では身体が重かったり、頭がぼーっとしたりで、まだ相当しんどいはず。逆に言うと、行ける状態にはまだ早いのです。

仮に、これが「休職」ではなく、会社を辞めた「無職」期間であれば、話は別です。外部からの制約はない分、気にすることなく今でしかできないことを楽しめばいいと思います。

タイトルなどで「お休み中」と状況を濁したのは、このように2つの場合によって結果が異なると感じるためです。

旅行に行く際に気を付けたいポイント

上記を受けて、メンタルヘルス不調でお休み期間中に旅行に行く上での注意点があるとすれば、下記のようなことだと思います。

①会社に在籍中の旅行は控える

先ほどからしつこく言っていますが、休職中=会社に在籍中の旅行は避けるべきです。

行けたとて、旅行中に人事から連絡が入ったりと、リスクもありますよね。少し気が緩んでしまった結果、SNSに挙げてしまいひんしゅくを買ったりする可能性もあるかもしれません。もちろん自分はそうでなくとも、同行者のSNSなどから回りまわってばれてしまう可能性も。

休職中の旅行はあまり推奨はしませんが、万が一この間旅行に出る際は、上記のことにくれぐれも気を付けて下さい。

②体調が万全になるまで待つ

こちらも繰り返しになりますが、メンタルヘルス不調に陥っている間は、神経系の問題から自分が思っているよりも疲れやすく思考も鈍くなっている状態です。

旅行に行くことよりも、まずは「体力を回復させること」、「精神状態を徐々に整えること」に注力してください。

どうせなら、体調のいいときに100%の気持ちで楽しみたいですよね。その時が来るよう、まずは身体と心を整えましょう。

まずはしっかり体調を整え、その後に息抜きを!

メンタルヘルス不調で社会生活をお休み期間中、旅行は行っていい!

ただし優先順位と、自身の体力面を考えましょう、ということですね。まずは体調を整え、普通の日常が送れるまでの生活に戻すことを第一としましょう。

その後、会社を辞めた際に思い切って長期旅行に行ったり、復職した際の連休などで工夫して楽しめばいいのではないでしょうか。

実際、私も休職中に心身を回復させたのちに退職という道を選び、無職期間に入って3か月目くらいに1人で海外に出かけました。今まで仕事の特性上、有給休暇はおろか連休すらろくにとれる時が少なかったので、その分を少しでも取り返すかのように。

もちろん、休職期間に旅行を控え、復職したとて結局休みがままならないから行けない、という方もいるかもしれません。それに納得していれば問題ないのですが、万が一不満に感じる場合、その環境はそもそも自分に合っているのでしょうか。戻らねばならない絶対的な理由がない限りは、別の道を探すのも選択の1つだと思います。

どちらにせよ、まずはしっかり休む。そしてマイナスになってしまった英気を養ったり、これからを考えたり、そんなお休み期間にしてほしいと経験者は思います。